どこかに吹く風

山ん中の笑えない毎日

田舎暮らし始めたものの・・・。「あんなことこんなこと、笑って吹き飛ばそっ。」と始めたブログですがもう笑う気力もございません。

音痴で不登校っ?

息子が不登校になり、そこから中学校卒業まで、それはそれはタイヘンな思いをしましたが、今となっては笑えることもあったりして。

・・・あ。やっぱり、笑えない(=_=) ムカつくことがてんこ盛りっ!!

 

とはいえ、イヤだったことも笑い飛ばせれば儲けもん!!の精神を大事にしてますので(*^。^*)

そうそう、本日最終回を迎えた『ひよっこ』の中でも、こんなセリフがありました。

『悲しいことは自分の手で無しにするしかない。』(鈴子さん)

みね子の『お父ちゃんに起きた悲しいことを無しにしたい。』という言葉を受けてのセリフでした。

(↑たぶん、第137回放送分)

 

てことで、息子が不登校に突入するキッカケとなったいろんなことの中で、外せないのが『ザ・音痴事件』です。

 

ある日、息子がCDを持って帰ってきました。

CDには、A4用紙にえんぴつ書きのメモが添えられていて。

音楽の教員からでした。

この時の息子、「俺、音痴だって、バカにされた。」と顔を真っ赤にしてましたっけ。

 

 『〇〇くんのお母さんへ

  合唱練習で〇〇くんだけ、ぜんぜん音程がとれてません。

  このCDに合唱曲が入ってますから、

  お家でお父さんとお母さんが一緒に歌ってあげて、

  音程をとれる特訓をしてきてください。』

 

はーーーーー???

ちょっとちょっと、待ってくださいよ、セ・ン・セ・イーーーー!

これってさ、「お父さんとお母さんは、この合唱曲を上手にちゃんと歌える」ってことが前提でしょ?

しかも、生まれてこのかた四十数年、見たことも聴いたこともない、この合唱曲をお父さんお母さんもCD聴いて覚えて歌えということなんでしょ?

 

無理だーーーー!無理すぎるーーー!!

 

音楽のセンセイに電話でご勘弁願おうと試みましたが、案の定、頭カッチカチでこちらの話には聞く耳なし状態。で、翌日学校まで出向いて挨拶がてらお話ししてきました。

 

私「いつもお世話になっております。

  この度は、丁寧なご指導をいただきまして、どうもありがとうございます。

  センセイからのご助言、たいへんありがたいのですが、誠に申し訳ありません。

  私ども夫婦揃って、想像を絶するほどの音痴でございまして。

  それ故、お手本になるような歌唱力は1ミリも持ち合わせておりません。

  どうか、授業の中で、引き続きのご指導をよろしくお願いいたします。」

(深々とおじぎ<(_ _)>)

(あくまで平身低頭に。)

(ただし、心の中では、グーでパンチっ!)

 

教員「そんなそんな。ご謙遜を。

   だって、お父さんもお母さんも、学校、出てますよね?」

 

はーーーーー?

学校出てたら、音痴じゃないんですかーーーー?

私も夫も、小・中まで音楽の授業、この上なく屈辱的なものだったのですぞーーーー!

 

このセンセイ、ガッコウの音楽を習えば、みんな漏れなく音痴ではなくなる、とでもお考えかっ?

もう、このセンセイに何を言ってもムダ。

 

私 「息子の音痴が皆さんの合唱のお邪魔になるようでしたら、

   もうこれは是非『くちパク』で、お願いします。」

  (ニッコリ笑顔で。)

 

※これらのやりとり、3年前の出来事をできる限り忠実に再現していますが、くれぐれも、私はモンスターペアレントではありませんから。ほんとに!!(^^)!

 

ちなみに、我が家の歌唱力はどんな感じかっていうと。

息子→ものすごーく気持ちよさげに歌うジャイアン

私 →バナナの皮ですべった時の声みたいな歌声

夫 →建てつけの悪い窓から入るスキマ風みたいで何歌ってるかわかんない

 

以上、音痴自慢でした(^_-)-☆