どこかに吹く風

山ん中の笑えない毎日

田舎暮らし始めたものの・・・。「あんなことこんなこと、笑って吹き飛ばそっ。」と始めたブログですがもう笑う気力もございません。

片付け日記(2)・番外編

昨日は、結局なにひとつ「片付け」らしきものはできませんでした。

(やっぱりね(^^;。)

息子の中学時代の学習プリントを処分するべく、とりかかってみましたが、

1枚1枚に涙ぐましい努力(←親の)がにじみ出ていて・・・涙。

その努力が報われたのか報われなかったのか、未だによくわかんない現状に、ため息・・・。

そういうわけで、作業は進まず断念しました。

そして、2本目のビールに突入し・・・。終わった(*''▽'')。

 

先日、古い薬の処分をしましたが、思い出さずにいられない、義実家エピソードがあります。

結婚して2~3年の頃。息子が生まれる前のことでした。

義実家の台所をリフォームする、ってことになり、お盆休みに帰省した私と夫は、改装前の片付けや掃除を手伝うことになりました。

手伝うっていったって、向こう(義父母)は何にもしませんから(-_-メ)。

 

古~~い食器棚の中には、たくさんの不用品が詰まっていましたが、義父母は何一つ捨てることができません。

義父の親たち、つまり夫の祖父母が使ってたようなものまで存在するんですもの。

夫のジイチャン・バアチャンが天国に逝ってから30年以上経ってるのに。

 

そのジイチャン・バアチャンの薬類まで引き出しの中に残ってる。

もう見るからに、薬じゃなくて毒にしかならないくらい包みも何も変色しちゃって、触るとベトベトするし。

 

私「お義母さん。このお薬、お義父さんかお義母さんのですか?」

姑「あ~。それは、死んだジイチャン、バアチャンのだよ。」

私「じゃ、捨てちゃいますね。」

姑「何するの?! はるさん!! やめて!」

 「そんなことしたら、バチが当たるっっっ!!」

私 (えーー? バチって何よ。バチって?)

姑「はるさん。よくもそんな恐ろしいことができる。」

 「怖い、怖い。」

 「お父さーーーん!!はるさんが、たいへんなことしようとしてるっ!!」

と、義父を呼ぶ。

舅「どうしたんだい?」

姑「はるさんが、ジイチャン、バアチャンの薬、捨てるって言うんだよ。」

舅「そりゃぁ、ダメだ。たいへんなことになる。」

私(????この人たち何?)

 「だって、こんな古い薬、もう誰も飲めないし使えませんよ。」

 

舅・姑(化け物を見るような目で私をにらむ)

   (そして、声をそろえて)

   「そんなことしたら、たたりが起きる。」

   「お願いだから、やめてくれ。」

 

・・・『たたり』・・・!!!

そんなん、横溝正史の金田一シリーズの中だけでしょ!!

というより、片付け・掃除どっちも苦手な私が、ヨソんちの汚い台所の片付け手伝ってるのに、なんで「バチあたり」とか「たたり」とか言われなきゃいけないの?

しかも、アナタたち、自分で何一つ片付けも掃除もする気ないじゃん!!

 

って、当時の私は面と向かって敵に言えなかったので(今なら言えるぜ(^^)v)、

夫に苦情を言いに走りましたよ。

で、案の定、却下されました。

夫「なにを言っても無駄だから、あっち(義父母)の言う通りにしとけ。」

だってサ(=_=)。

 

あれから約20年。舅と姑、そこそこ健在。

バチもあたらず、たたりも起きず、ここまで来たんだね。

まだまだ長生きしてくれそうだなー!( ˘•ω•˘ )