どこかに吹く風

山ん中の笑えない毎日

田舎暮らし始めたものの・・・。「あんなことこんなこと、笑って吹き飛ばそっ。」と始めたブログですがもう笑う気力もございません。

“結婚できない女”が、なんで結婚できてしてしまったのか?

こんにちは。“はる”です。

 

タイトルの“結婚できない女”。私のことです。

最近、改めて、思うことなんですね。

 

中学・高校までは、少しだけモテた時もありましたっけ。

でも、全くそういうの(恋愛とか)に興味はなく過ぎました。

 

大学生になると、周りがね、もう、みんなたいへんでした。

バブル時代真っ只中でしたから。

 

私の周りの女子たちは、どれだけ「アッシー」だの「メッシー」だの、そういう、相手がいるか、ってとこで格付けし合ってたり、

本命の相手ともなると、それはもう婚活レベルでした。

有名大学の彼氏じゃなきゃ、カッコつかないんだって、(口では言わないけど)目の色変えて、サークル活動とかイベントとか、がんばってましたよ。

 

その私の友人たちは、みんなそれぞれ一流企業に就職。

付き合ってた彼氏たちもそれぞれ一流企業に就職。

または、就職先の会社で有名大学出身のお相手を見つけて。

全員、見事に、メデタクご成婚まで到達しました。

そして、寿退職→専業主婦コースです。

この後まもなく、バブルははじけちゃったんですよね。

 

私はっていうと、大学時代、サークル活動に誘われて渋々参加したものの、その、なんとういうか、男女共に必死にお相手探す感満載の雰囲気が気持ち悪くて、すぐ脱会。

 

色気より食い気。ひとりで映画を観に行ったりするほうが楽しい4年間でした。

 

あぁ、“オヤジギャル”って言葉が流行語にもなりましたけど、そう、オヤジギャルでした、私。

まだ、“おひとりさま”、って言葉も無かったし、“ぼっち飯” も無い。

私は、“おひとりさま” で “ぼっち” がラクだったので、周りからはかなり浮いてたんだと思います。

 

就職は、通勤の満員電車に乗るのが嫌で、都心とは反対方面にある仕事を探していたのですが、ウチの両親がそれを絶対に認めず。

「イイ会社にいかなきゃ、イイ結婚相手にめぐりあえない。」とかいう、わけわらない理由で。

親がウルサイのがめんどくさくて、仕方なく、都心にある某一流企業に就職。

 

でも、上司のセクハラ、パワハラなんてアッタリ前の時代だったし、女性社員はそれが嫌でも男性に逆らうことなどできない風潮。

 

そしてやっぱり、社内でも、男女ともに出身大学だとかいろんなランク付けがあり、男性社員の多くは女性社員を、結婚相手にふさわしいかと値踏みするような、そんな感じ。

(もっちろん、私みたいのは、男性社員のお眼鏡にかなう器じゃございませんでしたが・・・(^^;))

 

もう、そういう社会に辟易したことと、親への反発もあり、ある時、アッサリ退職願を出して辞めちゃいました。

転職先も何も決めずに。勢いだけで、行き当たりばったりでした。

 

親はもちろん大激怒。しばらく口も利いてはくれませんでした。

 

そして、会社の元同僚や学生時代の友人たちは、みんな同じようなことを言いました。

「はるちゃん。会社やめちゃったら、結婚とかできないよ。この先どうするの?」

「私には会社やめるなんてできない。だって、〇〇会社勤務、っていう“印”がなきゃ、結婚できないよ。

 

彼女たちから言わせると、もう私は、独身女子として、“いっかんの終わり”状態だったんですね。

ものすごーーく哀れみに満ちた目で、見られてました。私。

 

あ、みんな、そんなに結婚したいんだ。

結婚のことばっかり考えて生きてるんだ。

私って、もう、結婚できないんだ。

と思い知らされました。

 

その後しばらくは、アルバイトや契約社員で、ボチボチ仕事しましたが、それじゃぁ、やっぱり周りがうるさくて(特に親)、とある会社に正規雇用で再就職したわけです。

 

当時はまだ、フリーターっていう言葉もなかったし、独身で無職の女子には“家事手伝い”という古風な言い方もありましたけど、定職に就かないってことが、今よりももっと世間から白い目で見られるような時代だったのかもしれません。

 

まあ、とにかく体裁としては、再び、会社員っていうかOLっていうやつに納まりました。

が、色気より食い気、に変わりなく。オヤジギャルのまんま。

 

“女子力”っていうのはゼロでしたから。(ゼロ以下のマイナスかも・・・)

 

それに加えて、一度会社を辞めた後、アルバイト先やなんかでも、すったもんだ経験済みなもんだから、新しい職場では、上司でも同僚でも、間違ったことする奴には厳しい一言をかましてしまったりして、どう考えても、扱いにくい社員だったことには間違いありません。

 

無駄な正義感だけが空回りしてたような、未熟でおかしな自分でした。

 

そんな時期でも、3~4人くらいだったかな、交際を申し込まれたりとか、そういうアプローチをいただいたことがあったんですね。

もちろん、男性からですよ。無謀ですね・・・。

 

たぶん、私にそういう行動をとった彼らは、SかMかでいったら、絶対にMの人だと思います。

 

女性としての私に好意を抱いたというよりは、怖いもの見たさとか、そんなような興味の持ち方だったんじゃないかな、って想像しちゃいますね。そうとしか考えられないもん。

(あ、これって別に、私がSってわけじゃないです。Mでもないけど。どっちかはわかりません・・・)

 

そして、私は、どなたともお付き合いすることなく、オヤジ街道まっしぐら、でした。

 

夫は職場とは関係のないところで、出逢ったのですが。

なんでこの私たちが付き合うようになり、結婚することにまでなったのか。

今でも不思議ですね。おかしな組み合わせですもの。

 

付き合って1年後くらいには、結婚を決めてたんですが、

私の婚約を知った、大学時代の友人Tちゃんは、あからさまに、こう言いましたよ。

「はるちゃんが、まさか、結婚できるとは思わなかった~~!!」

って、ほんとうにビックリ仰天な表情してみせて。

  あんたに言われたくないよ・・・"(-""-)"

ムカついたけど、Tちゃんは、友人の中でも一番の、バブル期ありがちなミーハー系女子で、私より一足早くご成婚の儀が決定していたこともあったので、ま、仕方ないかって、言いたい言葉を飲み込みました。

 

Tちゃんがそんなセリフを吐くのも無理のないことで、私の親たちだって、

「はるは、まったく男っ気がないからなぁ。」

「女はやっぱり、愛嬌ってものがないとね。」

やらなんやら、好き勝手言ってましたからね。

親戚中で、私がいちばん結婚とは縁遠い人物と目されてました。

だいたい、どいつもこいつも、勝手なもんですよ。

 愛嬌がなんだっていうのよっ。

 私はね、男っ気はないけど、男気ある性格なのよ。

と今の私だったら、どこまででも言い返せるのに、当時はまだそこまで強くはありませんでした。

 

あれ、なんかここまで書いて、わかんなくなってきた。

これじゃ、なんで結婚できてしまったのか?っていうタイトルに対して、結論までいきついてないじゃない。

ま、いっか。つづきは、また次にしよ。疲れちゃった。

 

~たぶん、つぎに続く~