どこかに吹く風

山ん中の笑えない毎日

田舎暮らし始めたものの・・・。「あんなことこんなこと、笑って吹き飛ばそっ。」と始めたブログですがもう笑う気力もございません。

「子育ては親育て」

こんにちは。“はる”です。

 

中学時代のある時期不登校だった、わが家の息子。

ガッコウのお勉強とか、世間の評価はさておき、私が言うのもなんですが、かなりイイ感じに育ってくれてます。

 

どんなふうな「イイ感じ」かというと・・・。

「おまえ、イイやつだよな~。」って感じの子で、

そして、天然なおもしろさが絶妙で。

この16年間、とても楽しませてもらってきました。

 

不登校だったり、反抗期だったりで、いろいろ大変なこともありましたし、今現在も問題がないわけじゃぁないけれど、そんなことは、吹っ飛んでしまうほど、息子には楽しませてもらってます。

 

息子は、病院ではなく助産院で、いわゆる「立ち合い出産」という状況のもと、この世に生まれ出てきました。

かなり難産だったです。

陣痛がはじまってから、私はかなり大騒ぎをしていたらしく、(だって、痛かったんだもん)、助産師さんからは、

「何十年もこの仕事やってきたけど、こんな大声で痛がる妊婦は、はじめてだよぉ!」

と呆れられてました。

 

そして、難産の末、産声をあげた息子を抱いて、助産師さんがおっしゃったお言葉。

「君は、たいへんなママのもとに生まれてきちゃったねぇ。」

「苦労が多いだろうけど、このママをよろしく頼むよ。」

 

それに対して、私のそばにいた夫は、

「やっぱり、そぉですよねぇ。」

と、深~いため息。

 

無事出産を終えて、チカラ尽きてる私の横で、こんな会話がされてました。

放心状態でなにも言い返せない私。

これが、息子の人生のスタートです。

 

おかげさまで、病気ひとつなく、いたって健康にスクスクと成長してくれました。

ほんと、こんな母親のもと、のびのびと育ってくれて、よかったよ・・・。

アタマん中も、ノビノビしすぎちゃってるのが、ちょっとアレだけどね。

うん。イイ感じ。それでいいんだよぉ。って、思えるから、大丈夫かな。

 

一方、私はというと。まったく、育ってませんね・・・。

体型的には、横に成長し続けてますけれど(-_-)

「子育ては親育て」という言葉を聞くと、「おまえの場合はそうじゃないだろっ。」って声が、どこかから聞こえてくるような気がします。

「子どもは成長してんだから、おまえも、もぅちょっとマシになんなさい。」って言われてるような・・・ね。

 

もうすぐ夏休み。息子が帰ってきます。

息子はこの春から、ココには居なくて。高校の寮で生活をしております。

これまで、「家に帰りたい」って気には、さらさらなっていない様子。

「こんな親のもとに居たら、ろくなことになんねぇよ。」くらいに考えているのだろうか。

ガンバレ、息子。かぁさんも、もう少しがんばってみるよ(^^)