田舎のコンビニで蘇る不登校時代のあんなこと
ただでさえグータラな私。
仕事なんかしてたら尚更、家のことなど何もできません。
週の半分はコンビニで夕飯買って帰ります。
コンビニといったって、この辺りじゃぁ全く便利じゃない。
仕事帰りにちょっと寄って...という場所にはなく。
わざわざ遠回りして時間とガソリン代をムダに使って買いに行くんです。
ちなみに現在、私は無職です。
ある日の仕事帰り。いつものコンビニへ。
「今日はバターチキンカレーにしよっかな~~♪」
お弁当類が並ぶ棚の一番下段に手を伸ばす。
と、私の左側から同時に誰かの手が伸びる。
その手の主の顔に目をやる。
「あ、こんばんわ。お久しぶりです。」
反射的に言ってはみたものの、
(この人だれだったっけ・・・・。)
挨拶用の笑顔をキープしたまま頭の中でグルグル考える。
こちらが思い出すより先に相手の方から
「あ~、どうも。〇〇くんの・・・。」
息子の名前が出てきた。
コーチョーセンセイ。そう。中学校の時の。
校長といってもアレではない。アレでは。
アレのあとに来た、アレより少しマシな方 とても良い先生。
アレというのはこの時のコーチョーです(^^ゞ ↓
「〇〇くん、元気にしてますか?」
「はい、おかげさまで。(笑顔)」
そうだ。この人にも少~しだけ毒吐いたことがあったかも。
このセンセが赴任して来た春以降、息子は不登校状態ではなかったものの、
受験も控えてたりして、まだまだ課題山積み。
担任も新しい人に代わったので、新学期早々ご挨拶にうかがった。
その最初の面談の時にこのコーチョーセンセは言ったんだよ。
「〇〇くんの社会性が育まれるように、我々も協力いたします。」
やんわりとした物腰。これまでの校長とは違って偉ぶったところはない。
しかし、この言葉で私の「黙ってランねー!ザ・侍魂!」に火がついちまった。
ピキピキっと。
ハーーーッ? 社会性をは・ぐ・く・む、だーーーー?
一般常識も社会性もこれっぽっちもないあのバカな担任たちの失態が不登校の大きな原因だったんですけどーーーーー???
学校の常識は社会の非常識、って聞いたことないんッスかーーー?!
で、言いました。グーーンとシリアスモードに、低い声で。
「学校の中で必要な社会性というのがどのようなものなのかは存じ上げませんが...。」
「息子に関して申し上げますと、学校以外で必要と思われる社会性につきましては年齢相応以上には身についていると考えております。参考までに!!」
ちょっと学校に行けなくなったからって、社会性がないって決めつけんな。
バーロー!!
・・・へへ。
今だったら、そんな程度の言葉、サラっと聞き流しちゃうけどね。(たぶん...)
当時はさ、もう頭も心も常にイガイガしてたから (;^ω^)/
そんで、コンビニコンビニ。話を戻そう。
社交辞令の短い会話を終えて、校長先生はちょっとバツが悪そうに缶ビールと缶チューハイ、そしてお弁当とおつまみをカゴに入れ、レジに進んでいきました。
ワタシ。バターチキンカレーとファミチキ買って、家まで車で15分。
あの校長は悪くない。そう、悪くはなかった。
けど、あの頃を生々しく思い出しちゃうと、まだ胸がギューッとなっちゃうんだよなぁ