注射がコワイ子どもへ。...注射ってのはね、マジ痛いんだよっ。
今年もインフルエンザ予防接種の時期がやってまいりました。
病院に行くと、診察室から小さなお子ちゃまの泣き声が聞こえてくること。よくありますよね。
ウチの息子ももちろん注射は大嫌いでしたが、大きな声でギャン泣きするタイプではなく、ウルウルと控えめに怖さをうったえる。その表情がそれはそれはカワイかったんです。(← 親バカです。)
ベビーの頃からいくつかの小児科や内科にかかりましたが、どの病院でも注射の時、先生と看護師さんはこんなふうに子どもをなだめます。
「ちょっとチクっとするだけだよ~。」
「すぐ終わるからね~。」
「痛くないよ~。」
そんなこと言われたって、現実は甘くない。
いつもこんな感じ.....。↓↓↓
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「あっち向いててね~。」
な~んて言われたって、自分の腕に長~い針がぶっ刺さされるんですから、見ないわけにはいきません。
ヒトの身体にコワイもん刺そうってのに、「見るな」っちゅうのは、どーゆーことやねんっ?!
しかも、痛くないって言っておいて、メッチャ痛いんだから、どーしてくれるんだ、騙しやがってコノヤロー!
控えめでピュアなカワイイ様子からは想像できないほど(← 親バカです。)、息子の中ではいろんな想いが炸裂していたのです。
注射の準備をする看護師さんと医師の前に座り、
「イタくない?」
「すぐおわる?」
と、私の方を振り返って小さな声で助けを求める習慣は小学校高学年になっても続きました。
う~ん、どこまでもカワイイ。(← 親バカです。)
たしか息子小学6年生の頃、インフルエンザ予防接種の料金がアップし、それまで1回3,000円ほどだったのが一気に5,000円くらいになったんですよね。
一家3人+子どもは2回接種なので、合計4回=20,000円の出費!
それで、かかりつけの内科ではなく少しでも料金の安い病院を探したんです。
結果、〇〇外科に決定。
かつて夫が指の骨折でお世話になったことがあり、迫力ある強面のオバチャン院長先生がやってる古い病院。
そのせい(院長先生がキョーレツなせい)かどうかはわかりませんが、いつも空いてて一石二鳥!
ってことで、私と息子で予防接種に行きました。
おひさしぶり。大迫力の院長先生。
私と入れ替わりで院長先生の前に座った息子。
当時すでに私を追い超すほどの身長まで成長していた小6男子ではありましたが、相変わらず怯えた様子でいつものパターン。
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続けて・・
「おかしな子だねぇ!」
そう、そうなんです。ヘンな子なんです!
わかってる。親も本人も、イヤというほどわかってる!
でも、面と向かってハッキリ言ってくれたのは、多分この院長センセが初めてだったよ!
で。
痛いものは痛い。当たり前のことなんだけどサ...。
これで長年続いた息子の注射へのモヤモヤが解消されたのかもしれない。
診察室を出ると、
「アノ先生、コワイ顔してるけど、注射は痛いとか、オレがヘンな子、とか、ホントのこと言ってくれるから、きっといい人間だね!」
・・・・・クゥ~~~ッ(T_T) ほっんとカワイイなぁ、息子よぉ~~!(← 親バカです。)
そのシーズン終盤3月半ば、息子は見事にインフルエンザになっちゃいましたけど。
どうにか小学校の卒業式には出席できました。
そして、春休み。
幼い頃から住み慣れた土地を離れ、今いるド田舎山ん中に移住。
・・・・・んで、不登校・・・(@_@)。
人生いろんなことがありますね・・・。