どこかに吹く風

山ん中の笑えない毎日

田舎暮らし始めたものの・・・。「あんなことこんなこと、笑って吹き飛ばそっ。」と始めたブログですがもう笑う気力もございません。

学校見学でファイヤーーー!!した話。

友人のお子さまが大学合格! 進学祝いを携えてランチをしてきました。

下の弟クンは今度中学3年生。

彼女と知り合ったのは、息子が不登校だった頃。

高校受験、どないするんじゃーーー! ワタシの頭の中はそれでイッパイでした。

知らない土地。知ってる人ゼロ。情報なんにもナシ。

山ン中で悶々としてる場合じゃねーゼ! 

もう勢いだけで動き出し、あれやこれやと奔走していた。そんな時に、とある親の集まりで一緒になったのでした。

 

子育ての悩みも悩みとせず、どんな時も前向きに「どうにかなるさっ!」と明るい彼女からは、いつも元気をもらっています。

そんな彼女と、こんなワタシですから、そういった ↑ 親の集まりみたいのは性に合わず、ってか考え方も根本的に合わず、とっとと抜けて個人的なお付き合いになったのです。

 

「弟クンも、もう中3かぁ。ワタシ、息子が中3の頃は、どうにかなるわっ、なんて思えなかったよ。心配で夜も眠れなかったもん。」

「え~~?! ハルさん、そうだったっけ? あの当時も、あっちこっちでバシバシやってたじゃないのぉーーー!(笑)」

 

あ、そうね。そうだったかもね。と、こんな思い出話になりました。

↓↓↓

 

(※念のため。私は通信制高校を否定するってゆう気持ちは全くありません<m(__)m>

 だって、他でもやってますからっ。(^^ゞ)

 

3年前の2月、ある通信制高校の見学に行きました。個別相談とかいうものに申し込み、そこの校長みたいな先生と会ってきた。

 

こじんまりとした部屋に通され、パンフレット一式を渡される。

で、一枚の用紙に、子どもと保護者の氏名、住所、電話番号、在籍してる中学校名なんかを書かされる。

個人情報、ダダもれやんかーーーーーっ!!

 

校内の様子とか、3年間でどんなことするのかとか、そういうことを伺いたかっただけなのに、先方は違う。「相談」の要素が濃いらしい。

 

「今日は〇〇君は、お家でお留守番ですか?」

 

 その日は火曜日。

 

「いえ。平日ですから。学校です。」

 

「え、えぇーーーーーー?! 学校、いってるんですかーーーーー?!」

 

 ・・・・・。しょっぱなから、アタシのこめかみには青いスジがクッキリだよ。

 

「でも、昼夜逆転ですよね?」

 ・・・・・。いいえ。

「普段、お家では何をして過ごしてるんですか?やっぱり、ずっとゲームばっかりしてるとか。」

 ・・・・・。いいえ。

 

 ・・・コイツ。 この人。 どーしても、当てはめたいんだね。

通信制にくる生徒」=「不登校」=「昼夜逆転」=「家に籠ってゲームばっかり」

というイメージに。

 

息子は不登校ではあったが、昼夜逆転ではなかったし、ゲームばっかりでもなかった。

それにね、校長だかなんだか知らんが、初対面の人に大事な子どものプライバシーを晒しに来たんじゃないんだよっ。

 

ようやく、カリキュラムやらの話に。

「うちの高校は、『一人一人の生徒に合わせた指導』がモットーですから ♪」

と、一冊のテキストを差し出した。

簡単な計算問題が並んでいる。

「例えば、数学なら、このように小学3年生くらいのレベルから始めます ♪」

 

えっと、えっとね。たしかに我が息子、勉強の遅れはハンパじゃない。中でも数学は一番の苦手。だが。

「あの。息子、数学でしたら、中1のところから始めるくらいで大丈夫なのですが。その子の進度に合ったところから学習できないのですか?」

 

「いいえ。みんな同じレベルから始めます。ご安心ください!」

・・・・・。

 

校舎内にいる生徒たちはみんな制服を着ていた。

「制服があるんですね。ウチは自宅から遠すぎて通学は無理ですから、入学したとしても在宅になります。それでも制服を準備する必要はあるのですか?」

 

「はい。月に1~2回のスクーリングに来てもらいますので。」

「月に1、2回着るために買わなきゃいけないんですか?」

「はい!こういう子たちって、朝、自分が着るものを選ぶのも困難なんですよ。起きるだけで精一杯、ということもありますしね ♪」

 

 ・・・・・。

息子。けっしてオシャレ君ではないが、毎朝、何を着ようかとか、明日はあれがあるからこのパンツでいこう! とかやってたよ。

身に着けるもので気分をアゲル。その日の行動に合わせて服装を選ぶ。そういうことも大事でしょ。

もちろんね、朝はそんな余裕がなかったり面倒だったりで、着るもの限定されてる方が楽な人がいるのもわかるよ。

けど、不登校になる子みんながそういうわけじゃぁないはず。

 

その後も、その先生は意気揚々と学校の良いとこアピールをしてくださった。

気持ちを落ち着けるための「クールダウンの部屋」。圧迫感たっぷりの壁に囲まれた狭い部屋。取調室かよ。

 

とどめに、「わが校では、伴走型の支援をしていますから。卒業後もずっと安心ですよ!」

卒業してからも、就職とかいろんな相談にのってサポートしてくれるんだって。

「生徒に寄り添った手厚いサポート」。これが売り、らしい。

 

卒業後も・・・?

卒業していく生徒の背中を温かく見送ってくれよーーー。

子どもが成長して巣立っていき、もう自分は必要じゃないんだ、って思えることも喜びのひとつじゃないのかーーーーー?!

 

この先生が熱心なのはわかった。かつて公立校の教員をしていた時代に出逢った生徒たち。学校で上手くいかない、学校に通えない。そういう子どもたちのために、なんとかしなきゃと尽力してきたって話もわかったよ。

 

でも、「決めつけ」の「押し売り」はやめてよね。

「そういう子たち」を一括りにカテゴライズする。モデル化した「サポート」を一方的に提供する。そして「やってあげてる」感たっぷり。恩着せがましい。

この人がはじめに言った「一人一人に合った・・・」って、なんなの。

 

「今度は、ぜひ、〇〇君も一緒に連れて見学に来てくださいね ♪」

 

「私は息子を連れてはきませんよ。来るか来ないか決めるのは彼自身です。」

「それから。息子本人が自主的に学んだり成長することのできる環境でなければ、3年間在籍だけして学費を払うなんていう気にはなれません。それなら中卒で構わない。父親の手伝いして畑耕してもらったほうがマシです。」

 

・・・(;^ω^)///  ちがう、ちがうのよぉ~~!

ほんとはサ、どうにしてでも高校だけは卒業してほしい!! って。

あんまりにもアノ先生が嬉々として的外れなことばっか話すもんだから。つい言っちまったんだヨォ~~~!

 

しかーし、敵はまだ笑顔で続けた。

「いや~。私の知ってるお母さんでね、やはりお子さんが不登校だったんだけど、今ではそういう子のための親の会を主催してる人がいましてね。 〇〇さん(←私)だったら、そういうの立ち上げたり、是非やってみたらいいんじゃないですか?」

 

はいっ。ファイヤーーーーーー!!! 

 

 

その母親知ってるよ。一度だけちょびっと接触したことあるが、超上から目線で、アタシのことモンペ扱いした挙句、失礼極まりないこと言い放ったアイツ あの方ね。

でぇーーーっ嫌いなんだよ!

 

「ワタシ、自分が何をするべきか、何をするか、くらい自分で考えて決めて行動できるほどには充分に大人ですからっ!!」

 

  あ・ば・よっ!

 

↑↑↑↑↑ ~~ ここまで回想 ~~

 

 そうだったねぇ! そんなこともあったねぇ~!!

 ア~~~ハッハッハッハッハッ!!!

 それでもって、そのあとも地元の公立校見学でも、やっちゃってたよねっ!

 ぎゃ~~っはっはっはっはっ!!!

 

 ばばぁトークは、まだまだ続くのでした~~~ヽ(^o^)丿