どこかに吹く風

山ん中の笑えない毎日

田舎暮らし始めたものの・・・。「あんなことこんなこと、笑って吹き飛ばそっ。」と始めたブログですがもう笑う気力もございません。

学校に求めすぎる親たち

新年度がはじまり、もうすぐ新しい元号に変わります。

息子はとうとう高校3年生になりました。早いものです。

前回は、通信制高校の見学でファイヤーしたとか書いちゃいましたが、あれね…。ホント、あの時の先生、お気の毒さまでございました。(すっかり他人事。)

あの先生は悪くない。生徒思いの熱心な方でした。

その熱心さが私には合わなかった、ってことだろうな。

 

不登校だったりする子の親の集まり、あるいは、そういう親子のサポートしますよ~♪  というボランティア的な団体。

息子が不登校になったばかりの頃、少々参加しちゃいました。

その繋がりで勉強会やら講演会やらっつうのにも行ったことがあります。

あの高校の先生も、そういうのに参加していたみたいです。

 

良いか悪いか。正しいか正しくないか。わかんないし、どうでもいい。

けど、私は最初っから違和感いっぱいで、すぐにオサラバした。

 

親たちの言い分、それをサポートするという大人たちの「アドバイス」。

どれもこれも、しゃらくせぇーーーーーったら!! 

 

詳しいことは長くなっちゃうから、やめとこ。疲れるし。

あ、でもせっかくだから、ちょっとだけ...。

 

 

学校の理解がない、周囲の理解がない、社会の理解がない。

・・・こればっか。

 

そんで、理解してもらって支援してもらうためにはどうすればいいか。この辺りが重要なポイントらしい。

 

例えば...。

子どもの『取扱説明書』を作って学校に渡す。・・・んだって。

  

電化製品じゃねーーーんだしっ!!

 

学校に説明してもわかってくれない、お願いしても何もしてくれない。

挙句の果て、学校の先生は税金ドロボーだ、なんて発言まで飛び出す。

 

わかるわけねーーーだろが!!

 

多くの親たちが口にしていた「子どもの困り感」なるもの。

これを学校に理解してもらいたいんだってさ。

子どもより親の方がよっぽど困りきってるようにしか見えませんけどーーーー?!

 

だいたいね。親だからって、我が子のこと、理解できてるんですか?

 

アタシなんざぁ、息子のこと、未だにサッパリわかりませんゼ。

わけわかんねぇーーー! の連発。

 

困り感? 

そんなもの、理解しろって要求される先生たち、マジ困るんじゃないの?

 

食べ物のアレルギーとか、睡眠障害起立性調節障害など健康面に大きく影響するものに関しては、必要な理解と協力を求めなきゃいけない場合もあるでしょう。(申し訳ありません。詳しいことはわかりません。)

 

LD(学習障害)で困っている、という親御さんも多かったけれど、LDについて適切な対応ができる学校なんて、まだまだ少ないのでは。じゃぁ、どうやってサポートしたらいいの。(すんません、詳しくはわかりませんm(__)m)

 

学校生活を送る上で、何かしらの困難を抱えているのかもしれないけど、親御さんたちの話の中身は、ただ学校や周囲への理解を一方的に求めるだけで、じゃぁ自分たちは何なの? とっても他力本願にみえました。

 

「みんなちがって、みんないい」という、金子みすずさんの有名な詩の一文を引用しては、他の子と違うこの子の個性を認めてよ。としきりに言う。

みんな違うんだったら、学校にサクサク行ける子にも、勉強バリバリできる子にも、誰にだって個性なんてあるんだし。

 

同調圧力がどうの、没個性がどうの・・・。

現在の学校教育はダメだダメだと嘆いて文句言いたいのはわかる。

 

でも、グチグチしてる間に、子どもはあっという間に大人になっちゃう。

男子中学生なんて、すぐにオッサンになっちゃうじゃんかっ。

 

親の側が「理解してほしい」と考えている内容。それを説明書とかマニュアルにしたとしても、子どものほうがどんどん変わってく。日々、成長してるんだから。

 

私も学校に対していろいろとお願いをしたこともあります。

でも、理解してもらおうとは考えていませんでした。だって、わかるわけないんだから。

 

人を理解する、なんて簡単にできないでしょ。

理解とか、ってんじゃなくって。なんていうのかなぁ。なんか、もっと、フワっと曖昧なものでいいんじゃないのかなぁ。

 

そうそう。

この春卒業していった1年上の先輩からもらったという手紙。その内容を息子がLINEで送ってくれて。

こういう感じ。これでいいんじゃないの? って思うんですけど。

(↓↓ プライバシーに考慮して少しアレンジしてあります。)

 

  『〇〇へ

   君はほんとによくわからない人です。

   そして、かなりの変人です。

   ~(中略)~

   ~(高校生活での出来事などが綴られる)~

   はじめの頃は、おかしな奴だと思ったけど、

   君のやってること、話すこと、悪くないなぁ、

   と最終的には思えるようになりました。

   いつか君の夢が叶うといいね。       』

 

たぶん、この先輩は2年間かけて、息子のことを少しずつわかってくれた、というよりも、わかろうとしてくれたんじゃないのかな...。

 

・・・ん? やっぱ、キョーレツに変わりモンで、よくわかんないヤツ、って、ダメ出しされてるだけかっ!! (;´∀`) !!