お盆休み
今日から“お盆休み”ということで、テレビのニュース等では帰省ラッシュの様子が流れています。
我が家でも、田舎(ココ)に移住する前までは毎年、義実家(夫の実家)に車で帰省していたので、高速道路の渋滞予測を気にしつつ、お盆休みの予定をたてていたものです。
現在の住まいは、義実家まで車で20分。(※田舎の“車で20分”は、かなりの距離です!)
毎日のように行き来していますから、帰省する必要もないわけでして。
しかも、今じゃ、親戚すべての中で、我が家がいちばん“田舎”(僻地)に住んでいて、もう「田舎に帰省する」っていうこと自体、一生無くなってしまいました。
私の両親は、父も母も東京生まれ東京育ちでして、親戚一同もみんな都内もしくは首都圏在住なので、「田舎」も無ければ「帰省する」という感覚とも無縁でした。
お盆とかお彼岸のお墓参りに各々の家庭で行くくらいで。
夫と結婚後、最初のお盆に帰省した時、お盆の設えから、迎え火、送り火、などを初めて体験し、「あ~、日本の夏だ!」とちょっと感激したのを覚えています。
ナスとキュウリで、牛とか馬、ほんとに作るんだ~!とか。
お盆中には、親戚の人たちが入れ代わり立ち代わり訪れて来て、その度に料理などを振る舞う舅や姑を見て、大変だな~、と感心したり。
今では、親戚のおじさんやおばさん達も高齢となったので、昔のようににぎやかに集うこともなくなりましたが、今年もお盆の準備のため、今日から息子が手伝いに行っています。
(私?基本、自宅待機です・・・鬼嫁ですから・・・(^^;))
実は、この8月は、私の父親の新盆にあたります。
一昨年、病に倒れた父が昨年他界しました。
私は、父の通夜・葬儀には、どうにか参列することができましたが、その後、納骨には立ち会えず、お墓参りもできないまま、今日に至っています。
このお盆も父の墓前に行くことすらかないません。
“毒親”という言葉を使って、“自分は不幸だ”みたいなアピールをするつもりはありませんが、このような状況になってしまった原因は、毒親タイプの母と兄による酷い仕打ちに他ならず・・・。
父の闘病から最期まで、娘としては無念だけが残ります。
いつか、夫と息子と3人で父のお墓参りができる日まで、遠く離れたこの地から、天国の父を想い、手を合わせることしかできません。
小雨の降る、どんよりした空が、今の自分の心と重なって、悲しみに拍車がかかります。
泣いていても、何かが変わるわけじゃないんだから。
気分を切り替える方法をこれから考えなきゃ、です。