学校に求めすぎる親たち(Part2)
先週末、どこかの大学の説明会に出掛けた息子。
「受付までまだ時間があるから今お昼食べてるところ!」
ハンバーガーの写真つきでLINEが送られてきた。
しばらくすると、またメッセージが。
「あーーー!違うキャンパスに来てしまってた!」
アホか。
だいたいサ、世間の高校3年生ってのは、もうとっくに大学見学とかオープンキャンパスとか済ませて、今ごろは入試に向けて猛勉強してるんじゃないの?
大丈夫なの? あ、それよりホントに大学なんか行く気があるの?(←まるで他人事のように疑問形で投げかける母親。)
地元の高校では、学校行事として大学見学に連れていってくれるらしい。
そんなもん、ゾロゾロ団体で行かないで個人で勝手に行けばいいじゃん、って思うけど。
驚いたのは、生徒ではなく保護者だけの大学見学ツアーがあるということ。
教員が引率してくれて貸切バスで都内~神奈川の大学を巡り、中華街でランチするんだとか。
見学といったって中に入るわけじゃなく。
「みなさま、左手に見えるのが東京大学でございます。」
「あちらに見えるのが早稲田大学でございます。」
ほんとに見るだけ。
なんじゃそりゃ?!
私だったら絶対に参加しませんが(←集団行動苦手。協調性ナシ。)、数年前それに参加したという友人は「日帰り旅行気分で楽しかった。ここは田舎だからね。ツアーで連れてってもらえると楽なのよ。」と言ってた。
そんなものなのかねぇ。田舎といっても一応関東。新幹線に乗っちゃえば東京まで1時間30分弱だよ。
学校側も、ここまでサービスする必要ないんじゃないの?
サービスといえば、中学の修学旅行。
保護者向けの説明会というのがあって、わざわざ学校に行きました。
持ち物や日程などの説明がひと通り終わると、保護者からの質問タイム。
そこで母親Aから驚愕の質問が。
「今年は、お土産のカタログ、まだ配らないんですか?」
お土産のカタログ?
担任が申し訳なさそうに答える。
「はい、カタログは来週の頭には生徒たちに配ります。」
「えーー、来週ぅ?お兄ちゃんの時は、もっと早い時期に配られたのにぃ。」
不満そうな母親A。
「親戚中、〇〇の生八ッ橋、楽しみにしてるのよ。」
すると周囲の母親たちから賛同の声があがる。
「さすが、Aさん、よく言ってくれたわぁ。」
・・・・・( ˘•ω•˘ )???
なに言ってんのこのオバハンたち。
説明会終了後、廊下で担任の先生に直接訊いてみた。
「お土産のカタログって、先に注文をしておいて現地で品物を受け取るということでしょうか?」
先生「いいえ。生徒の自宅に届くんですよ。」
「それって、お土産じゃなく、ただのお取り寄せ通販じゃないですか!」
先生「ハハハ...。」
「最近はどこの学校でもそういうのやってるんですか?」
先生「...。わかりませんが、私も初めて知りました(苦笑)。田舎だからなんでしょうかねぇ。」
(この担任はこの年に都市部の学校から赴任してきた人。)
田舎だろうがなんだろうが、こんなことまで学校の先生がする必要ないでしょ。
たぶん、旅行代理店絡みの大人の事情なんかがあるんだろうけど。
先生が気の毒すぎるよ。説明会で親戚に配る生八ッ橋の話まで持ち出されちゃ、やってらんねー! って気持ちになるでしょうよ。
因みに、この時質問した母親A。ここの自治体首長の奥様であられるのです。
やれグローバル化だぁ、やれ国際交流だぁ、ワールドワイドにホニャララ...等々、内輪で勝手に盛り上がってる暇があったら、京都・奈良くらいサッサと新幹線乗って自分で買ってくればいいのに。
そんなに〇〇の生八ッ橋がお気に入りなんですかっ!
・・・などと、家に帰る車の中でひとり大声出して吠えました。
その時に思い浮かんだフレーズ。
「首長の妻は生八ッ橋がお・好・き♡♡」
・・・なんだか響きが・・・イヤ~~ン 。(;´∀`)