どこかに吹く風

山ん中の笑えない毎日

田舎暮らし始めたものの・・・。「あんなことこんなこと、笑って吹き飛ばそっ。」と始めたブログですがもう笑う気力もございません。

ダメ母の毒舌 vs. ガッコウ(つづき)

息子が不登校になった中学校は「水筒禁止」だった。

水筒持参を認めるよう何度もガッコウとの交渉を続け、水筒禁止→水筒持参OKに至るまでのほんの一部を前回書いてみましたが。

 

他にも思い出したよ。あのアホ校長が吐いたアホなこと。

「水道の蛇口から水を飲むのが中学生のあるべき姿」

って意味不明なのは前回も書いたかっ。それ以外にも、

「水筒なんて持たせたら、授業中にガブガブ飲んだりして、そんな姿は生徒としてあるまじき行為」

とか。バカだね。アホだね。

で、挙句の果て、

「もし具合が悪くなったら、経口補水液を保健室に常備しておりますから。」

・・・だってさ。胸を張って、誇らしげに上から目線で。エラそうに。

 

「具合悪くなってからじゃ、遅いんです!」

「脱水症状はじまって具合悪い人が、自分で保健室に行って『経口補水液ください』って言えませんからーーーーーー!!」

 

開いた口が塞がらなかったけど、塞がらないついでにキツめの口調でダメ出ししましたよ。

アホコーチョーは熱中症の恐ろしさについても、なにひとつわかっちゃいないんだから。毎日なにを考えて生きてるんだろ。あ、自分のこと以外なんにも考えてないんだよね。あの手のニンゲンは。自己保身には熱心だから。

 

そういうわけで、ガッコウへの毒舌、第2位の発表~♪

(どういゆう順位付けしてんのかは、やっぱし自分でもわかんないけど)

 

第2位!

「センセイたちはサルですか?」

 

先にお断りしておきますが、これは、なんというか、パクリというかコピペというか、受け売りというか。そういう内容です。スミセン。

不登校の最初の頃、息子は自室に閉じ籠り、半ば引きこもり状態でした。

家に居るのはいい。動けない時もある。布団かぶってうずくまっていたい時も。

でも、親として一番心配なのは子どもの健康状態。

いつも笑顔で朗らかに誰にでも元気に挨拶していた息子が、笑わないどころか常に苦しそうで暗ーーい表情なんだから。

 

黙ってなんからんねーーー!でした。

学校で散々な目に遭ってしまい、負わなくてもいい傷を負い。

もちろん、それだけが原因ではないのもわかってる。親の私たちにだって悪いところはたくさんある。

 

ガッコウのセンセイなんて、所詮、アカの他人。

けどサ、仕事とはいえ、毎日自分の元に通ってきている生徒のひとりが、どんだけ辛い思いをひとりぼっちで抱えて苦しんでるか、って微塵もわかんない、わかろうとしないってのは人間じゃないだろっ!って憤ってた当時の私。

そんなある日の朝刊に、どこかの大学教授だか研究者だか(忘れたけど)の記事が載っていて。その中で「サルと人間の違いは、自分の子ども以外の子どもにも愛情をかけることができるかどうか。」っていうようなことが書かれてた。と思う。(←数年前のことなので、正確性に欠けてます<m(__)m>。)

 

ちょうど、その日の午後、学校の会議室で面談をお願いしていて、校長はじめ教頭、学年主任、担任その他関係者全員集まってもらうことなってたんです。

ずらりと並んだ、にっくきガッコウのセンセイたちの顔、顔、顔。

何を話すか、私は毎回必ず文書にまとめて、学校側に渡すコピーも持参していたのですが、準備していた初めの言葉の前に口から出たのが「先生たちはサルですか?」でした(;・∀・)

で、新聞記事の一部を引用しながら、ぶん殴ってやりたいくらいのセンセイたちに、偉そうに説教をかましました。はい、このダメ母な私が。自分はサルどころか猛獣系なのにね。

 

もう喋り出したら止まらない。

「私たち親も先生方も、あと10年、20年もすれば人生の終盤に向かう年齢です。」

「現在13歳の息子はこれから先、10年後20年後、活き活きと社会で生きていかなきゃいけないんです。長い人生の中で、1年2年学校に行けなくたってどうにかなる、という考えもあるでしょう。でも今の息子にとって学校に行けず狭い家の中にいる1日、1時間、1分、1秒が、辛くて長くて苦しくて。「死にたい」と言葉にしていたって、死にたくなんかないんです。生きたいんですよ。みんなと同じように学校に行けない今の自分をものすごく責めて苦しんでるんです。」

「理解してくれとは言いません。わかってもらえるとも思ってません。それでもせめて、息子に以前の笑顔だけでも戻ってくるよう、どうか協力していただくことはできませんか。私たち親の力だけでは限界があります。」

 

というようなことを話しました。

何をしたらよいのか、何ができるのか、何をもって解決なのか、私自身にもわからなかったんですけどね。多分。

 

この「サルですか?」以降、少しずつ学校側に「聞く耳」ができてきました。

そして、それから何回目かの面談の時。

 

記念すべき第1位~!

(これが1位なのかどうか疑問は残るが。)

 

エスパーじゃありません。」

 

あのアホ校長。結局最後の最後までアホではありましたが、アホなりに、学校として協力してくれる姿勢を示してくれるように変わってきてはくれました。

以下、春の日差しがまぶしい会議室にて。

 

アホ校長「えぇ・・・、わたくしどもぉ、おー、・・・学校といたしましても、きちんと〇〇君のことを考え、ちゃんとした対応をしていきたいと考えておりまして。えぇ・・・。」

 

はいっ。アウトーーーー! すかさずダメ母のツッコミ入ります!

 

「校長先生。申し訳ありませんが、『きちんと』とか『ちゃんと』とかではなく、具体的な内容をお伺いしたいのですが。お教えいただけませんか?」

 

アホ校長「えぇ・・・。ですからぁ、あぁ・・・わたくしどもは、ちゃんとですねぇ、生徒のことをきちんと考えて・・・。」

 

「校長先生。『ちゃんと』とか『きちんと』の内容を教えてください。」

 

アホ校長「だからですね、えー、わたしたちもちゃんと頭の中では考えておりましてぇ・・・」

 

・・・(ー_ー)!!・・・

「私はエスパーではありませんから!」

「先生たちの頭の中のことや、先生たちの『きちんと』や『ちゃんと』の中身がなんなのか、ということは全く見えないし伝わってきません!」

 

アホ校長「・・・・・・・」(ずーーーっと、沈黙)

 

いじめてませんよ! 学校が嫌いだからって、意地悪で言ったんじゃないんです。

ほんとです! なんか、こう、心の叫びを言葉にしてしまったんです!

 

ガッコウから帰る道すがら、夫が言いましたサ。

「ハル・・・。いつもさ、よく次から次に言葉が出てくるよね。どうしたら、あの雰囲気のあの部屋で『エスパー』とか『サル』とか使ってペラペラしゃべれるんだぁ。隣に居る俺の身にもなってくれ。どんな顏して座ってればいいんだよ・・・。」

 

「あなたがどんな顏で座っていようと関係ない。あなたの顔よりムスコの笑顔が大事。」

「それ以上、今の私に何か言ったら、血ぃ見るよ!」

 

少しの間だけ夫は黙っていてくれました。

 

心配しないでください。モンペではありませんから大丈夫(^_-)-☆

(↑ なにがダイジョウブなんだよぉ~。)